プロ野球Csの仕組みとは?日本シリーズとの違いや下剋上ルールを徹底解説
アドバンテージを持つリーグ覇者が圧倒的に有利とされるCSですが、短期決戦ならではの魔物が潜んでいます。レギュラーシーズン2位や3位から勝ち上がり、日本シリーズ制覇まで成し遂げる現象は、ファンの間で「下剋上(げこくじょう)」と呼ばれています。
球史に残る代表的な下剋上の記録は以下の通りです。
- 2007年 中日ドラゴンズ(セ・リーグ2位):CS導入初年度、2位から阪神・巨人を破り、日本シリーズでも日本ハムを倒して53年ぶりの日本一を達成(※制度上、リーグ優勝球団は巨人のまま)。
- 2010年 千葉ロッテマリーンズ(パ・リーグ3位):シーズン最終戦で滑り込み3位となったロッテが、西武・ソフトバンクを撃破。「史上最大の下剋上」と称され、日本シリーズでも中日を下して日本一に輝く。
- 2017年 横浜DeNAベイスターズ(セ・リーグ3位):3位から甲子園、東京ドームを舞台に阪神・広島を連破して日本シリーズ進出。
- 2018年・2019年 福岡ソフトバンクホークス(パ・リーグ2位):2年連続で2位からCSを制圧し、そのまま圧倒的な戦力で日本シリーズ連覇を達成。
- 2026年 横浜DeNAベイスターズ(セ・リーグ3位):レギュラーシーズン3位から阪神、巨人を破り、日本シリーズでは圧倒的強さを誇ったソフトバンクを撃破して26年ぶりの日本一へ登り詰める。
下剋上が起きる最大の要因は、「試合勘(ブランク)」と「短期決戦特有のモメンタム(勢い)」にあります。ファーストステージを死闘の末に勝ち上がったチームが実戦感覚と高揚感を保ったまま乗り込んでくるのに対し、リーグ優勝チームは約1週間以上の実戦ブランクを抱えて初戦を迎えます。初戦を落としてアドバンテージを帳消しにされた瞬間、優勝チームに強烈な心理的プレッシャーがのしかかるのです。
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