ラドンとモスラはどっちが強い?歴代激突の勝敗と因縁の真相を徹底解剖
ラドンとモスラの関係史を紐解く上で、外すことができないエポックメイキングな2作品が存在します。時代も製作国も異なるこの2作において、両怪獣は特撮史に残る名場面を創り出しました。
1. 昭和特撮の金字塔『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年)
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラの4大怪獣が初めて一堂に会した本作。宇宙の帝王キングギドラの猛威を前に、まだ幼虫であったモスラは小美人の通訳を介してゴジラとラドンに共闘を呼びかけます。しかし、当時のゴジラとラドンは「人間たちはずっと我々をいじめてきたではないか」「人間など知ったことか、勝手に滅びろ」と主張し、頑なに共闘を拒絶しました。
見かねたモスラ幼虫が単身でキングギドラに特攻を仕掛け、一方的に痛めつけられる姿を目撃したことで、ゴジラとラドンの誇り高き戦士の魂が揺さぶられます。「あんな小さな奴まで命を懸けている」と意を決したラドンは参戦し、背中にモスラ幼虫を乗せて飛行しながら糸を吐かせるという奇跡の空中連携を披露。この昭和版において、両者は敵対者ではなく「価値観の対立を乗り越えて団結した戦友」として描かれました。
2. ハリウッドの頂上決戦『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)
それから半世紀以上の時を経て製作されたモンスターバースシリーズ『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、両者の立ち位置が一変します。偽りの王であるギドラに服従したラドンと、ゴジラの盟友(怪獣の女王)として覚醒したモスラ成虫が、大雨吹き荒れるボストンの上空で真っ向から衝突しました。
劇中の戦闘シーンは圧巻のひと言でした。燃え盛る火山怪獣ラドンは超音速の突進と鋭利なくちばしでモスラを圧倒。空中でもみ合いながら地上へ叩きつけ、巨大な鉤爪でモスラをビルに縫い留めてトドメを刺そうと迫ります。しかし絶体絶命の窮地に陥った瞬間、モスラは腹部から鋭利な毒針を展開。ラドンの胸元を深く貫通させました。劇毒を注入されたラドンは激痛と麻痺によって戦闘不能となり、墜落。勝負は劇的なカウンターによってモスラの逆転勝利となりました。