解熱剤は飲まない方がいい?熱を下げるリスクと正しい服用の真相
熱が出たときのホームケアにも、ネット上で広まる古い常識と医学的な正解のギャップが存在します。
多くの家庭で行われている「おでこに冷却シートを貼る」という行為は、ひんやりして気持ちが良いというリラクゼーション効果はあるものの、体温そのものを下げる医学的効果はほとんどありません。体温を効率的にコントロールするための発熱時の正しい対処法まとめは以下の3ステップです。
第1段階:悪寒(寒気)がする上がり始め
手足が冷たくブルブル震えているときは、体温を上げようとしている最中です。この時期に体を冷やすと体温上昇を妨げて体力を奪うため、毛布や厚着でしっかり保温し温かい飲み物を摂ります。
第2段階:熱が上がりきって体が熱いとき
顔が赤くなり汗をかき始めたら、熱が上がりきった合図です。ここからは余分な熱を放出させるため、薄着に着替えさせます。物理的に解熱を促す場合は、太い血管が通っている「首の両脇」「脇の下」「太ももの付け根(鼠径部)」を保冷剤や氷嚢で冷やすのが最も効果的です。
第3段階:解熱期の水分・電解質補給
発熱時は不感蒸泄(呼気や皮膚からの水分蒸発)と発汗によって、成人の場合1日で2,000ml以上の水分が失われることがあります。経口補水液やスポーツドリンク、薄めたリンゴジュースなどで水分とミネラルをこまめに補給してください。
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