世界遺産シャルトル大聖堂の奇跡と青の謎!見どころ完全ガイド

世界遺産シャルトル大聖堂の奇跡と青の謎!見どころ完全ガイドの概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

シャルトル大聖堂は、建築史においてゴシック建築の完成形と位置づけられています。初期ゴシックから盛期ゴシックへの転換点を示す構造的特徴や、中世人の世界観を具現化したシンボルが随所に散りばめられています。

外観でまず目を奪われるのが、西側正面(ファサード)に聳え立つ左右非対称の2本の塔です。向かって右側の南塔(高さ約105メートル)は12世紀半ばに建てられた質素で重厚なロマネスク様式の美を宿し、左側の北塔(高さ約115メートル)は16世紀初頭に落雷で焼失した後に再建された、華麗で装飾過多な後期ゴシック・フランボワイヤン様式の尖塔です。約350年の時代の変遷が一つのファサードに同居する姿は、建築の生きた博物館と言えます。

正面入り口の「王の扉口」に刻まれた精緻な彫刻群を抜けて身廊に足を踏み入れると、床面に描かれた巨大な幾何学模様が目に飛び込んできます。これが直径約12.8メートル、全長約260メートルの道筋を持つラビリンス(迷路)です。中世において、情勢不安や経済的理由から聖地エルサレムへ巡礼に行けない信者たちは、祈りを捧げながら膝立ちでこの迷路を一歩ずつ進むことで、精神的な巡礼の達成と罪の贖罪(しょくざい)を行いました。

さらに、大聖堂には2体の黒い聖母が祀られている点も見逃せません。地下祭室に鎮座する『地下の聖母(Notre-Dame-de-Sous-Terre)』と、身廊の北側礼拝堂に佇む『柱の聖母(Notre-Dame-du-Pillier)』です。黒い肌を持つ聖母像は、古代の地母神信仰との融合やキリスト受難の悲しみを象徴するとされ、古くから病気の平癒や安産を願う巡礼者の深い祈りを集めてきました。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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