なぜ海のない京都で名物に?にしんそば誕生の真相と極上名店レシピ
市販の甘露煮でも手軽に作れますが、乾燥した「本干し身欠きニシン」から手作りする甘露煮の風味は格別です。生臭さを完全に消し、骨まで柔らかく仕上げるプロ直伝の調理手順を解説します。
身欠きニシンの下処理(戻し工程):
本干し身欠きニシン(4〜5本)を米のとぎ汁に浸し、冷蔵庫で丸2日間(約48時間)かけてじっくり戻します。米のとぎ汁に含まれる成分が、酸化した魚の脂や生臭さを吸着してくれます。戻ったニシンは、表面のウロコや皮のヌメリをぬるま湯で丁寧に洗い流し、エラやヒレの硬い部分を切り落とします。
極上甘露煮の煮込み手順:
1. 鍋に下処理したニシンと、かぶるくらいの番茶(または水と生姜のスライス、酒大さじ2)を入れ、弱火で約1時間、アクを取りながら下茹でします。
2. 茹で汁を捨て、水500ml、酒100ml、みりん100ml、砂糖大さじ4を加えて落とし蓋をし、中火にかけます。
3. 煮立ったら弱火にし、醤油80ml、たまり醤油大さじ1(コクと照り出し用)を2回に分けて加え、煮汁が鍋底にわずかに残る程度まで約1時間半〜2時間コトコトと煮詰めます。
4. 火を止めたらそのまま冷まし、一晩寝かせて味を芯まで染み込ませます。
京都風かけつゆの黄金比率(2人分):
だし汁(昆布+混合削り節)600mlに対し、薄口醤油40ml、みりん30ml、塩小さじ1/2を合わせ、ひと煮立ちさせます。茹で上げた蕎麦につゆを注ぎ、温めた甘露煮を乗せれば、自宅で老舗さながらの一杯が完成します。
時間が取れない場合は、スーパーや通販で手に入る「京都老舗監修のレトルト甘露煮」や「小樽・江差直送の無添加甘露煮」を選ぶと、湯煎するだけで本格的な味わいが手軽に楽しめます。
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