ダマスカスヤギは日本にいる?動物園の目撃情報と飼育の真相
欧米や日本のインターネット圏では「世界一醜いヤギ(World's Ugliest Goat)」「モンスターゴート」といったセンセーショナルな見出しで拡散されがちですが、原産地である中東地域における評価は180度異なります。
ダマスカスヤギは別名「シャミヤギ(Shami Goat)」「アレッポヤギ」「ハラビ」とも呼ばれ、古代オリエント時代からアラビア半島やレバント地方で人々の生活を支えてきた高貴な家畜です。過酷な砂漠環境下でも1日あたり3〜4リットルもの栄養豊富なミルクを産出し、多産で肉質も優れていることから、現地の遊牧民や農民にとっては「神から授かった最も実用的で尊い財産」として敬愛されてきました。
さらに、サウジアラビアのリヤドなどで開催される「世界一美しいヤギ コンテスト(Mazayen al-Maaz)」では、丸みを帯びた巨大な頭骨、堂々とした体躯、気品ある歩様を持つ個体が最高峰の美の象徴として審査されます。西洋的なシンメトリーや愛玩美とは異なる、「生命力の強壮さ」「過酷な風土に耐え抜く骨格の力強さ」を至高の美とする文化的価値観が存在するからこそ、優勝個体には高級車数台分に相当する巨額の賞金や取引価格がつけられているのです。
タグ:
https://www.prosportexperience.com/gensato/6730685/