脳卒中後の激痛と腫れ「肩手症候群」の原因と拘縮防ぐ最新治療法
Q1:肩手症候群は完治する病気ですか?治るまでの期間はどのくらいかかりますか?
A1:発症初期(第1期)のむくみや激痛が現れた段階ですぐにステロイドなどの薬物療法と愛護的リハビリを開始できれば、約70〜80%の患者が数週間から3ヶ月程度で後遺症を残さず治癒・寛解します。しかし、対応が遅れて関節拘縮が進んだ第2期・第3期になると、回復に半年から数年を要し、拘縮や痛みが永続的に残るリスクが高まります。何よりも早期発見が命運を分けます。
Q2:リハビリ中に腕や手が痛いときの具体的な対処法はどうすればよいですか?
A2:痛みがあるときは決して無理をして動かしてはいけません。直ちに運動を中断し、肘と手をクッションの上に乗せて心臓より高い位置で安静を保ちます。冷感や熱感がある場合でも、自己判断で極端に冷やしたり温めたりせず、医師の診察を受けて消炎鎮痛薬やステロイドの処方、ポジショニング装具の調整を受けてください。
Q3:なぜ肩の障害なのに指先や手の甲までパンパンにむくみや腫れが出るのですか?
A3:弛緩した肩関節の亜脱臼や神経牽引が引き金となり、腕神経叢を介して上肢全体の自律神経(交感神経)に暴走が生じるためです。交感神経の調節異常によって末梢の毛細血管が著しく透過性を増し、血液やリンパの還流が滞ることで、重力の影響を最も受けやすい手背や指先に強いむくみと熱感が集中して現れます。
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