尿検査でわかること総まとめ!異常値の理由と放置厳禁な病気リスク
尿検査は腎臓疾患のみを調べる検査ではありません。代謝系や消化器系の異変もダイレクトに現れます。
尿糖の糖尿病基準値については、一般的に血糖値がおおむね160〜180mg/dLを超えると、腎臓の再吸収能力が限界に達し、尿中に糖が漏れ出します。つまり、食前・食後を問わず尿糖が陽性(+)になる場合、すでに高血糖状態が常態化している可能性が疑われます。ただし、血糖値が正常でも体質的に尿糖が出やすい「腎性糖尿」もあるため、空腹時血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の血液検査と合わせて総合的に診断されます。
さらに見逃せないのが尿ウロビリノーゲンによる肝機能の評価です。胆汁に含まれるビリルビンが腸内細菌で分解されてできるウロビリノーゲンは、正常な尿でもごく微量(±)検出されます。これが強陽性(++以上)を示す場合は急性肝炎や肝硬変、溶血性貧血が疑われ、逆に全く検出されない「陰性(−)」の場合は胆管閉塞などが考えられます。
また、尿比重が高い・低いという結果は、尿の濃縮度合いを示しています。脱水状態や糖尿病では比重が高くなり(1.030以上)、水分過剰摂取や腎不全末期、尿崩症などでは尿を濃縮できず比重が低く(1.005以下)固定されます。
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