白昼の丸の内を襲った惨劇、三菱重工爆破事件の真相と未解決の謎

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1970年代初頭の日本は、高度経済成長の果実を享受する一方で、激しい政治の季節の熱狂が冷めやらぬ混沌のなかにあった。その中心街で起きた凶行のターゲットとなったのが、日本経済の牽引役であった三菱重工業株式会社だ。

実行犯グループは、同社を日本の帝国主義的な対外進出を支える象徴と一方的に見なし、執拗に敵視していた。とりわけ重工業・軍需産業のトップランナーとして防衛装備品や産業機械を手掛ける事業基盤そのものが、彼らの歪んだ正義感による攻撃の標的となったのである。金曜日の昼下がり、オフィス街を行き交う一般市民を巻き込む無差別殺傷は、思想の暴力化がたどり着いた最悪の帰結だった。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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