カマキリの卵を発見!孵化時期と室内放置の危険性・種類別の見分け方
昆虫飼育ビギナーや子育て世代の家庭で毎年繰り返されるのが、卵を採取してリビングや子供部屋に置いたことで発生する「真冬の孵化トラブル」です。SNSやコミュニティサイトでも、「1月の朝、ふと見上げたら天井と壁一面に数百匹の赤ちゃんが群がっていた」「飼育ケースのスリットをすり抜けて部屋中に散乱した」といった悲鳴に近い報告が後を絶ちません。
このトラブルが発生する理由は、カマキリの胚発生が「一定期間の低温(冬)を経験した後の温度上昇(積算温度)」によってスイッチが入る仕組みになっているためです。暖房器具によって室温が常時18〜25℃に保たれた環境に置かれると、卵は「春が訪れた」と誤認し、本来の孵化時期である春を待たずに1月〜2月の厳冬期に孵化を開始してしまいます。
真冬の室内誤孵化は、人間側の混乱だけでなく、生まれた幼虫にとっても極めて過酷な結末を招きます。冬期は幼虫の主食となるアブラムシやコバエなどの微小昆虫を野外で調達することが不可能です。その結果、数日のうちに共食いが激化し、全滅に至るケースが大半を占めます。教育や観察目的で採取した場合であっても、春先までは暖房の届かない無加温の場所で管理することが鉄則です。
タグ:
https://www.airram.com/niigata-star/6881978/