乳幼児にはちみつはなぜ危険?「加熱で安全」の誤解と予防法を徹底解説
この脅威の原因となるボツリヌス菌は、地球上の土壌や河川の底などに広く常在する厭気性(酸素を嫌う)細菌だ。1895年、ベルギーの微生物学者エミール・ヴァン・エルメンゲムが自家製ハムによる中毒事故の調査中に分離・特定に成功し、学界に報告した歴史を持つ。彼の功績により、この菌が産生するボツリヌス毒素が自然界最強レベルの毒性を持つことが明示された。
はちみつはミツバチが花粉や蜜を採集する過程で、土壌中に存在する菌の芽胞を取り込んでしまうことがある。精製過程でも完全に除去・殺菌することは不可能に近く、製品の一定割合で芽胞の混入が確認されている。そのため、1歳未満の乳児への摂取禁止は世界的な医学的常識となっている。
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