サニブラウンの母・明子氏の真実|インターハイ陸上歴と自立教育
サニブラウン選手が最初から陸上一筋だったわけではない事実は、ファンの間でもよく知られています。幼少期の彼は、父親の影響もあり熱心にサッカーボールを追いかけていました。フォワードとして快速を誇っていたものの、そこで母・明子さんはある決定的な「息子の気質」を見抜きます。
テレビ特番や雑誌の手記で明かされているエピソードによると、少年時代のハキーム選手は味方のミスやパスのズレに対して苛立ちを隠せない場面が目立っていました。それを見た明子さんは、「チームのせいにできる団体競技よりも、すべての成否が自分ひとりに跳ね返ってくる個人競技のほうが合っている」と判断。「陸上なら、負けても勝っても全部あなたの責任。言い訳はできないわよ」と助言し、小学校高学年のタイミングで陸上クラブへの入会を促したのです。
多くの親は子どもの「好き」を漫然と応援しがちですが、明子さんは子どもの資質と競技の構造的マッチングをシビアに分析していました。この冷徹とも言える客観性が、才能の無駄遣いを防ぎ、短距離界のスター誕生を引き寄せるターニングポイントとなったのです。
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