豚の体脂肪率は人間以下?15%の真相と知られざる体組成のリアル

豚の体脂肪率は人間以下?15%の真相と知られざる体組成のリアルの基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

ネット上の掲示板や知恵袋などでは時折、「豚の体脂肪率15%は嘘だ」「豚バラ肉を見れば脂身だらけなのだから30%以上あるはずだ」という論争が巻き起こります。この疑問を解消するためには、畜産現場における豚の体脂肪率 測定方法と品種ごとの実態を知る必要があります。

食肉流通の現場を取材すると、豚の体組成は一律ではありません。日本国内で一般的に流通している「LWD系三元豚」は、赤身肉の量と成長速度を最大化するよう科学的に交配されており、生後約6カ月・体重110〜120kg前後の出荷適期において、体脂肪率は概ね14〜18%程度に収まります。超音波背脂肪厚測定装置を用いた生体スキャンや、枝肉歩留まりの測定基準からもこの数値は正確です。

一方で、特定のブランド豚や仕上げ期を迎えた個体では数値が大きく跳ね上がります。例えば、スペインの「イベリコ豚」の中でもドングリを食べて育つベジョータ種や、日本国内の高級黒豚(バークシャー種)の一部、あるいは脂肪交雑(サシ)を意図的に高める特殊な飼料を与えられた豚では、体脂肪率が25%〜35%近くに達するケースも存在します。また、バラ肉という部位単体で見れば脂肪割合が50%を超えることも珍しくありません。

つまり、「体脂肪率15%は嘘」という説の背景には、「品種改良された一般的な食用豚の平均全身データ(15%前後)」と「特殊な肥育を施されたブランド豚や特定部位の脂肪率」を混同して語る情報のズレが存在していたのです。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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