歯科口腔外科とは?一般歯科との違いや受診すべき症状を徹底解説

歯科口腔外科とは?一般歯科との違いや受診すべき症状を徹底解説についての真相をお届けします。

歯科口腔外科を受診する動機として最も件数が多いのが、親知らず(智歯)の抜歯です。真っ直ぐ生えて咬合に関与している場合は一般歯科でも容易に抜歯できますが、下顎の骨の中で真横を向いて埋まっている「下顎水平埋伏智歯」の場合、手術難易度は格段に跳ね上がります。

下顎の骨の内部には、下唇やオトガイ部の知覚を司る「下歯槽神経(かしそうしんけい)」と動脈が通る下顎管が走行しています。歯の根の先端がこの神経管に極めて近接している場合、無理に抜歯を行うと術後に下唇のしびれや知覚麻痺が長期にわたり残存する医療事故リスクを孕んでいます。

取材に応じた大学病院口腔外科専門医は、事前診断の重要性について次のように指摘します。

「2次元のパノラマレントゲン写真だけでは、神経と歯根が重なって見えているのか、本当に接触しているのかを正確に判別できません。歯科用CBCTを用いた3次元画像解析が標準化されたことで、歯根の湾曲方向や神経との距離をミリ単位で立体把握できるようになり、神経損傷の発生率は大幅に低減しました」

また、手術に対する恐怖心や嘔吐反射が強い患者に対しては、静脈内鎮静法(セデーション)を用いた無痛的抜歯が浸透しています。点滴から抗不安薬や鎮静薬を投与することで、患者はうとうとした浅い眠りの状態(健忘効果)となり、術中の不快な振動音や恐怖をほとんど記憶することなく安全に手術を終えることが可能です。さらに、上下左右の4本を一括して抜歯したいケースや、極度の歯科恐怖症を抱える患者に対しては、総合病院口腔外科での1泊2日〜2泊3日の全身麻酔下抜歯も広く選ばれています。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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