花も種もない生存戦略!胞子で増える植物の驚異の繁殖メカニズム
春先に道端で見かける愛らしい「ツクシ」と、初夏になると厄介な雑草として猛威を振るう「スギナ」。姿形はまるで違いますが、これらは地下茎で完全に繋がった同一の植物です。
ツクシの正式名称は「胞子茎」と呼ばれ、文字通り胞子を飛ばすためだけに特化した期間限定の器官です。頭部の六角形の笠の隙間には無数の胞子のうが隠されており、成熟すると黄緑色の胞子粉を煙のように撒き散らします。この胞子には「弾糸」と呼ばれる4本の脚のような突起がついており、湿度の変化に応じて伸び縮みすることで、互いに絡まり合って塊で風に乗ったり、地面で跳ねたりして効率よく拡散します。
胞子を放出し終えたツクシはやがて枯れ、入れ替わるように緑色の「スギナ(栄養茎)」がグングンと繁茂します。スギナは光合成を行って地下茎に栄養を蓄え、横へ横へとテリトリーを拡大。胞子による長距離移動と、地下茎による強靭な局所占有という二刀流の繁殖戦略が、スギナの驚異的な生命力を支えています。
タグ:
https://edugrew.academy/SNS-Topik/9308853/