スキャンダルを越えた「個」の生き様――柏木由紀と手越祐也が示したアイドル解体時代の生存戦略
二人の足跡を振り返る上で避けて通れないのが、「アイドルの恋愛」に対する価値観の地殻変動だ。2010年代半ばまでは「アイドル=処人性・偶像性」が厳格に求められていたが、2026年現在のSNS社会において、ファンが求めるものは「完璧な嘘」よりも「人間味と生き様」へとシフトしている。
清廉潔白な偶像として生きる苦しみを知るからこそ、柏木や手越が発する言葉にはリアリティと説得力が宿る。失敗や挫折、世間からの批判を乗り越えて生き残った者だけが持つしなやかさ。それこそが、SNS世代の若い視聴者からも熱烈な支持を集める最大の理由と言えるだろう。
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