50メートル走世界記録の真相!公式5秒56とボルト最速値の全貌

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世界陸上競技連盟(World Athletics)が公認する室内陸上50m世界記録は、カナダのドノバン・ベイリーが1996年2月9日にアメリカ・ネバダ州リノの室内大会で樹立した5秒56です。ベイリーは同年のアトランタ五輪男子100メートル走でも当時の世界新記録(9秒84)を打ち立てて金メダルを獲得した、1990年代を代表するトップスプリンターでした。

この「5秒56」という記録には、陸上ファンの間で語り継がれる因縁が存在します。1999年2月13日、ロサンゼルスで開催された室内競技会において、アメリカのモーリス・グリーンが同じく5秒56を計測しました。しかし、当時のスターティングブロックのセンサー連動や計時機器の認否プロセスを巡る規定上の問題から、公式な単独世界記録としての完全追認には至らず、現在もベイリーの記録が原典として最上位に記録されています。

一方、女子の公認世界記録はロシアのイリーナ・プリワロワが1995年2月9日にスペイン・マドリードで叩き出した5秒96です。プリワロワは室内60メートル走の世界記録(6秒92)も保持しており、スタートからトップスピードに乗るまでの初期加速力において、女子短距離史上で類を見ない爆発力を誇っていました。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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