ラングドシャの真相解明|猫の舌の由来とクッキーの違い・名店ガイド
フランス語の原綴りである「langue de chat(ラング・ド・シャ)」を直訳すると、「langue(舌)」+「de(〜の)」+「chat(猫)」、すなわち「猫の舌」という意味になります。愛らしい猫の舌がなぜ焼き菓子の名称に採用されたのか、その理由は17世紀の伝統的な形状とテクスチャーにあります。
伝統的なフランスのラングドシャは、現在日本で主流となっている四角形や丸型ではなく、長さ5〜7cmほどの細長い楕円形に成形されていました。中央がわずかにくびれ、表面に細かな気泡やざらざらとした質感が現れる焼き上がりが、まさに猫の舌のざらついた突起(糸状乳頭)や薄いフォルムに酷似していたことから名付けられたと伝えられています。
当時のフランス宮廷や貴族のサロンでは、温かい紅茶やホットチョコレート、あるいはアイスクリームに添えるフィンガービスケットとして重宝されていました。薄く繊細で崩れやすい構造は、優雅なティータイムを演出する最高峰の添え菓子として定着していった歴史があります。
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