なぜ平成のプロフィール帳が再燃?Z世代と推し活を虜にする進化の真相
かつて文具店の一角を埋め尽くしたファンシー文具の代表格が、再び脚光を浴びています。火付け役となったのは、TikTokやInstagramを中心とする「平成女児カルチャー」の爆発的な拡散です。2000年代初頭のカルチャーを「Y2K」として新鮮に捉えるZ世代にとって、カラフルなデザイン枠や心理テスト、手書きのデコレーションは、完成されすぎたスマートフォンのUIにはない「生身の可愛さ」として映っています。
SNS上のコミュニティ検証を行うと、「お母さんの実家で見つけたプロフ帳のエモさに衝撃を受けた」「スマホのフリック入力では出せない、友達の筆跡やシールの貼り方に人間味を感じる」といった10代・20代前半の投稿が数万規模のエンゲージメントを集めています。取材に応じた都内文具専門店のアソート担当者は、「2024年秋頃から女子中高生や女子大生がファンシーコーナーでプロフ帳を指名買いする動きが顕著になり、2026年春現在では定番の棚スペースを拡張して展開している」と現場の熱気を証言します。
ネットの反応を分析すると、デジタルネイティブ世代が直面する「デジタル疲弊」が色濃く影を落としていることが分かります。常に誰かに監視され、いいねの数やアルゴリズムに最適化を強いられるSNS空間から距離を置き、「手渡しでしか伝わらない閉じられた安心感」を求める心理が、プロフィール帳の再ブームの理由として根底に存在しています。
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