使用期限切れの薬は飲める?薬剤師が明かす本当のリスクと正しい処分法

使用期限切れの薬は飲める?薬剤師が明かす本当のリスクと正しい処分法について詳しく解説いたします。最新の情報をご覧ください。

薬の劣化速度は日常の保存環境に大きく左右されます。薬剤師が教える薬の正しい保管方法の三大原則は「直射日光を避ける(遮光)」「湿気を防ぐ(防湿)」「涼しい場所に置く(冷暗所保管・通常1〜15℃または室温1〜30℃)」です。

多くの家庭でありがちなNG例が、湿度の高い「洗面所の棚」や、調理の熱と水蒸気が充満する「キッチンの引き出し」への保管です。また、夏場に高温多湿となる車内や直射日光の当たる窓際に置くことも、数日で薬の変質を招くため絶対に避けてください。なお、「冷所保存(2〜8℃)」と明記された未開封のインスリン製剤や特定の坐薬・点眼薬を除き、通常の錠剤を冷蔵庫に入れると、出し入れ時の温度差で生じる結露によってかえって劣化を早める原因となります。

不要になった薬の正しい捨て方と処分方法については、地域環境や誤飲事故を防ぐための配慮が欠かせません。

  • 錠剤・粉薬の処分:PTPシート(アルミ包装)から錠剤を押し出し、包装材はプラスチックごみ等、各自治体の分別に従います。薬本体はキッチンペーパーなどに包んで可燃ごみに出します。粉末が飛散しないよう、水で湿らせてから新聞紙に包むのが安全です。
  • シロップ・液剤の処分:排水口やトイレにそのまま流すと下水処理施設や自然環境に負荷をかけます。牛乳パックやビニール袋に新聞紙や古布を詰め、そこに液体を染み込ませてから密閉し、可燃ごみとして廃棄してください。
  • 外用薬・軟膏の処分:チューブから中身のクリームや油分をティッシュ等に絞り出し、可燃ごみへ。容器本体は素材に合わせて分別します。
高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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