副鼻腔炎で目が腫れるのは危険信号?放置厳禁の合併症と受診目安
副鼻腔炎で目が腫れる直接的な原因は、鼻の周囲にある空洞(副鼻腔)に充満した膿と細菌が、隣接する眼窩(がんか:眼球が入っている骨のくぼみ)へと侵入することにあります。
人間の顔面には、上顎洞・篩骨洞(しこつどう)・前頭洞・蝶形骨洞という4つの副鼻腔が存在します。なかでも両目の間に位置する篩骨洞と、目と鼻を隔てる「紙様板(しようばん)」と呼ばれる骨壁は、文字通り紙のように極めて薄い構造をしています。そのため、副鼻腔内で急激に増殖した細菌がこの骨の壁を容易に突破、あるいは静脈叢を介して目の周囲へ感染を広げてしまうのです。
「蓄膿症で目が重い、圧迫感がある」という段階から、次第に蓄膿症による目頭の腫れやまぶたの発赤へと悪化していくプロセスは、鼻腔内の感染防御ラインが決壊したサインと言えます。
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