セクストーションとは?Sns性的脅迫の手口と警察相談・対処法
攻撃者の手口は日々ブラッシュアップされており、一般的な警戒心を持つユーザーであっても巧妙に誘導されてしまいます。現在確認されている手口の流れは、驚くほどシステマチックにパターン化されています。
典型的な手口は以下の4つのステップで進行します。
ステップ1:SNS・マッチングアプリでの親密な接触
InstagramやX、Tinderなどのマッチングアプリで、魅力的な容姿のプロフィール画像(AI生成画像や他人の無断転載写真)を使ったアカウントからDMが届きます。「日本語を勉強している」「気が合いそうなのでお話ししたい」などと親密なメッセージを送り、警戒心を解いていきます。
ステップ2:外部プライベートチャットへの誘導
会話が盛り上がると、プラットフォームの監視を逃れるため、即座にLINE、WhatsApp、Instagramの別アカウント、あるいはDiscordなどの通話アプリへ移動を促されます。
ステップ3:ビデオ通話や悪質アプリによる「罠」の設置
ここでの手口は主に2種類存在します。1つ目は、ビデオ通話で相手が服を脱ぐ映像(事前に録画された動画をループ再生させている)を見せ、「次はあなたの番」と自撮りや脱衣を促し、その様子を画面録画する手法。2つ目は、「画質を良くするための専用通話プラグイン」と偽り、不正なAPKファイル(マルウェア)をインストールさせ、スマホ内の電話帳やSNSフォロワーリストを丸ごと抜き取る手法です。
ステップ4:一転して豹変する脅迫と金銭要求
画像や録画を入手した瞬間、それまでの友好的な態度から一転。「5分以内に50万円分のApple Gift Cardコードを送れ」「ビットコインを指定ウォレットに送金しなければ、抜き取ったフォロワー全員にこの動画を一斉送信する」と、事前にキャプチャした連絡先リストの画面とともに脅迫メッセージを送りつけます。
また、生成AIの高度化に伴うディープフェイク悪用も確認されています。SNSに投稿されている本人の顔写真から高精度な偽の裸体画像を合成し、「お前の画像を持っている。金を払わなければネットにばらまく」と脅しをかけるケースが増加しており、誰しもがターゲットになり得る状況が生まれています。