加山雄三の若大将シリーズ全18作の見る順番と配信!昭和の金字塔を解説
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若大将シリーズが単なる優等生のサクセスストーリーに終わらず、半世紀以上にわたって観客を惹きつけ続けた最大の功労者が、ライバル「青大将」こと石山新次郎を演じた名優・田中邦衛の存在です。
青大将は、大手自動車会社や不動産会社の御曹司でありながら、見栄っ張りでお調子者、女性には手が早く、常に若大将に強い対抗心を燃やすキャラクターです。毎回のようにマドンナを口説こうとしては失敗し、金とコネを使って若大将をピンチに陥れますが、どこか憎めず、最後には若大将の男気と友情に救われて涙を流すというお決まりのパターンは、まさに歌舞伎の伝統芸にも通じる様式美でした。
撮影現場において、端正な二枚目スターとして完璧な演技を求められた加山雄三に対し、田中邦衛には監督から多くの自由演技(アドリブ)が許されていました。「おい、雄一ぃ〜」「やだなあ、もう」といった独特の言い回しやコミカルな身振り手振りの多くは、田中本人の鋭い人間観察とアドリブから生まれたものです。加山雄三自身も後年のインタビューで「邦衛さんがいたからこそ、若大将というキャラクターが引き立った。彼がいなければシリーズは絶対にここまで続かなかった」と深い敬意と友情を語り続けています。
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