なぜ人は黄色いカレーに並ぶのか?新潟バスセンターの魔力と中毒性
新潟名物「バスセンターのカレー」の中毒性の秘密とは一体どこにあるのか。皿を受け取った瞬間、まず目を奪われるのは絵の具のように鮮やかな黄色だ。今どきのスパイスカレーや欧風カレーのような深い褐色のルウとは一線を画す。一見すると給食で食べたような甘口カレーを思わせるが、スプーンを口に運んだ瞬間、その油断は鮮やかに打ち砕かれる。
一口目はまろやかだ。タマネギの優しい甘みと豚骨スープの深いコク、昔ながらの小麦粉ルウのとろみが舌を包む。だが、飲み込んだ刹那、喉の奥からガツンと鋭い辛さが追いかけてくる。赤唐辛子と独自のブレンドスパイスが効いた、容赦のない本格的な辛さだ。「甘い、でも辛い、もう一口」という味覚の往復ビンタ。これこそが、新潟B級グルメの頂点と呼ばれる中毒性の正体である。
大振りに切られた豚肉とシャキシャキ感を絶妙に残したタマネギ。添えられた真っ赤な福神漬けの酸味が舌をリセットし、気づけば大盛りすらあっという間に平らげてしまう。全国津々浦々のご当地カレーを食べ歩いた者ですら、この唯一無二の味覚設計には脱帽せざるを得ない。
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