卵黄1さじから全卵へ!失敗しない離乳食の卵進め方スケジュール
離乳食の現場における最大の地殻変動は、アレルゲンとなり得る食品の「開始時期」をめぐる考え方です。十数年前までは、アトピー性皮膚炎やアレルギーの素因を持つ乳児ほど卵の開始を遅らせる指導が散見されました。しかし、厚生労働省が策定した『授乳・離乳の支援ガイド』および日本小児アレルギー学会の『食物アレルギー診療ガイドライン』では、生後5〜6か月頃の離乳食開始以降、遅らせることなく適切な手順で卵を導入することが推奨されています。
皮膚のバリア機能が低下した湿疹部位からアレルゲンが侵入すると感作(アレルギー反応が成立すること)が進む一方、消化管を通して適量を摂取すると体が異物とみなさなくなる「経口免疫寛容」が働くことが分かってきました。つまり、肌を清潔かつ十分に保湿して良好な状態に保ちつつ、口から安全に微量を摂取させることが、鶏卵アレルギー発症を防ぐ極めて有効な戦略なのです。
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