猫の7歳は人生の曲がり角?見落としがちなシニアサインと腎臓ケア

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高齢期を迎えた猫にとって最大の試練とも言えるのが、慢性腎臓病の発症だ。猫は本来、少ない水分で効率よく濃い尿を作る腎臓構造を持っているため、他の動物に比べて腎臓への負担が蓄積しやすい。一度破壊された腎臓のネフロン組織は再生しないため、かつては「不可逆的な宿命の病」とされてきた。

しかし、この絶望的な状況に光を射したのが、東京大学名誉教授の宮崎徹博士が率いる「AIMたんぱく質創薬プロジェクト」だ。血液中に存在するタンパク質「AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)」が猫では正常に機能せず、死んだ細胞のゴミを排出できないことが腎機能低下の主因であると解明された。現在、実用化に向けた創薬開発や臨床研究が精力的に進められており、獣医療産業全体に革命をもたらしている。早期の診断と最新の治療法を組み合わせることで、腎機能を守り長寿を目指す時代が到来しているのだ。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

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