気仙沼港に迫る巨大船の影!遠洋マグロ水揚げと市場激動の最前線
船が接岸しハッチが開かれると、戦場のような荷揚げ作業を経て魚体は気仙沼市魚市場の広大なフロアへと並べられる。床一面に銀色に輝く魚当が整然と並ぶ光景は圧巻だ。尾切り選別によって脂の乗りや身質が瞬時に見極められ、午前6時半のベルとともに威勢のいいセリが始まる。入港隻数が多く供給過多になれば価格は軟化し、時化で入港が途絶えれば天井知らずの高値をつける。
地域経済を牽引する水産業において、この相場の急激な振れ幅は事業者の収益に直結する。特に近年は国内外の需要バランスが目まぐるしく変化しており、市場関係者は単に入港予定を見るだけでなく、積み荷の品質規格や競合他港への水揚げ状況まで複眼的に分析しながら買い付けの札を入れている。気仙沼のセリ場は、まさに日本全体の魚相場を決める巨大な心臓部なのだ。
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