なぜトレランは頭おかしいと言われる?100マイル狂気の心理と魅力
トレランの魅力の裏側には、常に現実的な危険と身体への深刻なダメージが潜んでいます。決して「ちょっと過酷な趣味」で済まされないリアルなリスクを把握しておく必要があります。
最も深刻なのは滑落や低体温症による死亡事故リスクです。一般的な登山道だけでなく、切り立った稜線や鎖場に近いルートを走ることもあり、一瞬の踏み外しやスリップが致命的な転落につながります。また、山間部での悪天候に見舞われた際、軽量化のために十分な防寒具を持っていなければ、わずか数時間で低体温症に陥り命を落とす危険があります。実際に国内外のレースや個人山行で毎年のように遭難死亡事故が報告されています。
身体的なダメージとしては、膝や足首の関節に対する莫大な衝撃が挙げられます。下り坂を走る際、膝にかかる負荷は体重の数倍から数十倍に達します。これにより、ランナー膝と呼ばれる「腸脛靭帯炎」や「膝蓋腱炎」、足底筋膜炎を慢性化させ、長期離脱を余儀なくされるケースは後を絶ちません。
重度の脱水や筋破壊によって発症する「横紋筋融解症」にも警戒が必要です。筋肉組織が破壊されて血中に流れ込み、急性腎不全を引き起こす危険な病態であり、無理な走行を続けた代償として救急搬送されるランナーも実在します。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/jissrinz/3750886/