原田芳雄の死因と遺した伝説|最期の舞台挨拶と松田優作との絆
原田芳雄さんの魅力は、重厚な演技だけにとどまりません。本物の風格を漂わせるブルースシンガーとしての側面も、音楽関係者の間で高く評価されています。
しゃがれたハスキーボイスから絞り出される歌声は哀愁と色気に満ちており、『Lazy Lady Blues』や『EXIT』、『BORN TO BE A VAGABOND』といったアルバム作品は、日本のブルース&ロック史における名盤として聴き継がれています。宇崎竜童さんや桑名正博さんら一流ミュージシャンたちからも深く敬愛され、毎年年末に開催されていた原田さんのワンマンライブは伝説化していました。
一方で、ファンの心を掴んで離さなかったのが、バラエティ番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)などで披露した熱狂的な鉄道ファンとしての無邪気な素顔です。
「タモリ電車クラブ」の設立当初からの熱心な会員であり、画面に映る厳つい風貌とは裏腹に、電車のモーター音やドアの開閉音を完璧に声で再現する「音鉄」ぶりを披露。貴重な車両を前に少年のように目を輝かせる姿は、視聴者に強烈なギャップ萌えと親しみを与えました。危険な大人の色気と、どこまでも純粋な童心を同時に持ち合わせていたことこそ、原田芳雄が世代を超えて愛された最大の理由でした。
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