寺尾常史(錣山親方)の生涯と死因|愛弟子・阿炎へ託した土俵の魂

寺尾常史(錣山親方)の生涯と死因|愛弟子・阿炎へ託した土俵の魂の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

寺尾のバックボーンには、大相撲の名門「福薗家」の濃密な血筋があります。父は元関脇・鶴ヶ嶺(先代井筒親方)。長男の鶴嶺山(元十両)、次男の逆鉾(元関脇)、そして三男の寺尾は、角界で「井筒三兄弟」として広く親しまれました。

特に次男の逆鉾(本名・福薗好昭さん)とは同学年のライバル関係でもあり、同じ井筒部屋で鎬を削り合いました。兄の逆鉾がもろ差し名人として技巧派の相撲を見せる一方、弟の寺尾は激しい突っ張りで前に出る剛の相撲を展開。互いに強い対抗心を燃やしながらも、心の底では深く信頼し合っていました。

2019年9月に兄・逆鉾が58歳で先立たれた際、寺尾は深い悲痛を滲ませながらも、兄の分まで相撲界に尽くすことを誓っていました。四股名の「寺尾」は、入門直前に病気で亡くなった実母・節子さんの旧姓。母への想いと父兄の誇りを背負い、土俵人生を駆け抜けたのです。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

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