韓国を揺るがした10日間の血涙:『5・18光州事件』の真実と、2026年のいま世界が戦慄する理由
発射を受けた市民は自衛のために武装を開始した。警察署や鉱山の火薬庫から銃器を奪取し、「市民軍」を結成。軍部を市外へと一時撤退させることに成功する。こうして5月22日から26日まで、光州は軍の包囲網の中で奇跡的な「自治」を維持した。食料や医薬品を分け合い、病院には輸血のための市民が長蛇の列を作った。強盗や略奪は一破片も起きなかったという。
だが、この奇跡は長くは続かなかった。外部との電話線は切断され、軍部による「共産主義者や北朝鮮の工作員による暴動」という黒いプロパガンダが流布された。孤立無援の中、市民軍の幹部たちは死を覚悟して道庁に残ることを決断する。5月27日未明、「サンショウウオ作戦」と名付けられた流血の最終鎮圧が始まり、戦車とヘリコプターを投入した軍部によって、光州の抵抗はついに沈黙させられた。
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