インビザラインの浮きは何ミリまで許容?1Mm以上の隙間と失敗回避法
マウスピースが設計通りにフィットしなくなる背景には、患者自身の使用習慣から生体反応まで複数の要因が絡み合っています。
最も頻度の高い原因は、装着時間の不足です。インビザラインは1日20〜22時間以上の装着を前提にシミュレーション(クリンチェック)が組まれています。食事や間食で外している時間が長引き、1日の装着時間が18時間を切るような日が続くと、歯の移動が設計に追いつかず、徐々に浮きが拡大していきます。
次に多いのが、歯の表面に設置したアタッチメントの浮きや噛み合わせ不良です。樹脂製の突起であるアタッチメントがマウスピース側の窪み(ポッチ)に正確にはまっていないと、適切な牽引力がかかりません。特に、面積が小さく回転や挺出(引き出し)が難しい前歯(特に上顎の側切歯・2番目の歯)は、最も浮きが発生しやすい部位として知られています。
さらに、骨の硬さや歯根の形状によってシミュレーション通りに歯が動かない生体的な個体差や、取り外し時にマウスピースを無理に引っ張って変形・破損させてしまった物理的トラブルもアンフィットの引き金となります。
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