「被告」と「被告人」は何が違う?知っておくべき刑事裁判と権利の真相

「被告」と「被告人」は何が違う?知っておくべき刑事裁判と権利の真相について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

起訴から1カ月から2カ月ほどが経過すると、いよいよ第1回公判期日(初公判)を迎えます。一連の刑事裁判の流れは、厳格な法的手続きに沿って分単位で整然と進行していきます。

法廷の扉が開き開廷すると、まずは裁判長による人定質問から始まります。氏名、生年月日、本籍、職業、住所を問い、法廷にいる人物が間違いなく当該の被告人本人であるかを確認するプロセスです。続いて検察官が起訴状を朗読し、どのような事実で起訴されたのかを明示します。その後、裁判長から黙秘権などの権利告知が行われ、被告人と弁護人が起訴内容に間違いがないかを答える「罪状認否」へと進みます。

罪を認めている事件であれば、公判は1〜2回でスピード結審へ向かいます。一方、無罪を主張する否認事件では、検察側と弁護側の双方が書類や証拠物を提出し、目撃者や鑑定人を法廷に呼んで尋問を行う「証拠調べ手続き」に長い月日が費やされます。すべての証拠が出揃った後、検察官が希望する刑罰を述べる「論告・求刑」、弁護人が情状や無実を訴える「最終弁論」、そして被告人自身が最後に法廷へ言葉を残す「最終意見陳述」を経て結審します。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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