和牛と国産牛の違い徹底解剖!プロが教える後悔しない肉選びの常識
日常の買い物で目にするパッケージの裏側には、意外な表示ルールが隠されている。食肉卸・小売業の現場では、消費者が誤解しやすいポイントがいくつか存在する。
例えば、スーパーのトレーに「国産牛」とだけ書かれている場合、その多くは乳用種(ホルスタインなど)や交雑種だ。また、流通業界には牛の個体識別情報制度が整備されており、耳に取り付けられた10桁の個体識別番号をデータベースで検索すれば、その牛の生年月日や出生地、移動履歴、品種までひと目で確認できる。パッケージに印字された番号を照会すれば、目の前の国産牛がどのような経緯で育ったかがすべて開示される仕組みだ。
さらに、肉の格付けにおいて重要な役割を果たすのが食肉格付士の存在だ。公益社団法人日本食肉格付協会が定める基準に基づき、歩留等級(A〜C)と肉質等級(1〜5)の組み合わせで「A5」や「B3」といった評価を下す。和牛の多くは肉質等級で高い評価を得るが、国産牛であっても格付け自体は実施される。しかし「国産牛=最高級肉」と勘違いして購入してしまうケースも少なくないため、表示の背後にある品種と格付けの真実を知っておくことが欠かせない。
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