だんじり入魂式とは?神事の流れからご祝儀相場・マナーまで徹底解説
だんじり新調入魂式や改修入魂式は、単なる完成記念イベントではありません。神社(または寺院)の神職や僧侶を迎え、だんじりに対して神霊を招き入れる「魂入れ(入魂の神事)」を執り行う厳粛な宗教儀礼です。
工匠(大工)や彫刻師の手によって数年がかりで組み上げられただんじりは、完成した直後ではまだ「木工品」の状態に過ぎません。宮司による清祓い(きよはらい)と祝詞奏上を受け、魂を込めることで、初めて地域を厄災から守り、神賑わいをもたらす神聖な「地車」へと生まれ変わります。
一方で、よく混同されがちな儀式に「昇魂式(しょうこんしき)」があります。昇魂式は「魂抜き」「抜魂式」とも呼ばれ、だんじりを大改修に出す前や、他町へ譲渡・新調に伴い引退(昇魂)させる際に、宿っていた神霊を天へお返しする儀式です。つまり、昇魂式が「感謝と別れ」を告げる儀礼であるのに対し、入魂式は「新たな命の誕生と門出」を言祝ぐ対照的な儀式に位置づけられます。
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