大活字本とは?普通の本との違いや読まれる理由・購入術を徹底解説

大活字本とは?普通の本との違いや読まれる理由・購入術を徹底解説についての真相をお届けします。

大活字本の真価は、単なる文字の拡大にとどまりません。読者が途中で疲れずに読み進められるよう、視覚工学に基づいた数々の工夫が施されています。

まず注目すべきは文字サイズ(ポイント数)です。一般的な文庫本の本文が8〜9ポイント、単行本が9.5〜10.5ポイント程度であるのに対し、大活字本では14ポイントから22ポイント(通常本の約1.5倍〜2.5倍以上)の大判活字が採用されています。

さらに重要なのが、採用されている書体(フォント)です。多くの大活字本では、ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)と呼ばれる特殊な書体が用いられます。明朝体特有の細い横線がかすれて見えにくくなるのを防ぐため、線の太さを均一に近づけたり、「ば・ぱ」「め・ぬ」といった紛らわしい濁点・半濁点や文字の細部がはっきりと識別できるように空間を広く取ったデザインが特徴です。

加えて、行と行の間隔(行間)を広く取り、前後の行を誤って読んでしまう「行飛び」を防ぐレイアウト調整や、照明の反射を抑えて目がチカチカしない非光沢の用紙選定など、細部まで徹底した配慮が貫かれています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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