Dsとゲームボーイの父・岡田悟が明かす任天堂ハード秘話と新構想
伝説の組織「任天堂開発第一部」において、岡田のリアリズムが最も発揮されたのが『ゲームボーイ』の開発だった。当初、横井はトイ感覚で遊べる極めてシンプルな構成を想定していたとされる。しかし岡田は、これに断固として異を唱えた。
「カートリッジを交換して長く遊ぶプラットフォームにするなら、本格的なCPUと拡張性を備えなければならない」。岡田は社内の慎重論を説き伏せ、シャープと共同でカスタムチップの開発に踏み切った。液晶の見やすさ、単三電池4本で30時間以上稼働する驚異的な省電力性、落としても壊れない強靭な筐体設計。岡田の徹底したハードウェア工学へのこだわりがなければ、後に『ポケットモンスター』が生まれ、世界で1億台以上を売る大ヒット作へと成長することはあり得なかった。
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