名門大学の校章に秘められた歴史と意匠!シンボルが語る知の系譜

名門大学の校章に秘められた歴史と意匠!シンボルが語る知の系譜の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

私学の雄として並び立つ慶應義塾大学と早稲田大学の校章にも、創立者の強烈な思想が刻印されている。慶應義塾大学の「ペンマーク」は、1885年頃に塾生が教科書の一節「ペンは剣よりも強し」に感銘を受けて自発的に考案したとされる。福澤諭吉が掲げた「実学の精神」と理性の優位を示すこの交差する二本のペンは、権力に屈しない言論と学問の独立を端的に体現する。

一方、早稲田大学の校章に描かれた稲穂は、大隈重信の私邸があった早稲田の地名にちなみつつ、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の謙虚な徳を意味している。中央に鎮座する「大學」の文字を囲む19粒の籾は、19世紀末の創立期を表すという説もあり、民衆に開かれた学問の府を目指した大隈の情熱が、農村風景の原初的な豊かさと結びついている点が興味深い。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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