名盤Orbital Periodの謎「害虫駆除」と隠しトラック
本作の魅力を語る上で外せないのが、フロントマン藤原基央が紡ぎ出す深遠な詩世界と、隠しトラックで見せるコミカルな落差だ。映画主題歌として日本中を涙させた『花の名』や、力強いリズムで人間の生存を肯定する『メーデー』など、アルバム本編は極めてシリアスで哲学的なオルタナティヴ・ロックが展開されている。
しかし、その重厚な物語の幕が閉じた数分後、突如として安っぽいマイクの音質で録音されたメンバー同士の雑談や脱力ソングが始まる。この落差こそが藤原基央の真骨頂だ。「どれほど崇高な音楽を作ろうとも、自分たちは千葉県佐倉市で育ったただの幼馴染4人組にすぎない」という強烈なアティテュードが、このおふざけには込められている。
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