『マギ』全37巻完結の真相!打ち切り説の裏に潜む大高忍の意図
「最終章に入ってから展開が早すぎる」「もっとじっくり描いてほしかった」——連載末期、読者の間では困惑の声が広がっていた。アラジンやアリババたちが直面する「聖宮」を巡る戦いや、世界を巡る思想のぶつかり合いは、それまでの冒険譚とは一線を画す難解な領域へと突入していたからだ。
しかし結論から言えば、編集部による強制的な打ち切りという説は極めて低い。作品としての通算売上や知名度は当時のサンデー誌上でもトップクラスであり、小学館が看板タイトルを途中で打ち切るメリットは皆無に等しい。むしろ、大高忍氏が初期から温めていた大枠のストーリーラインを最後まで描き切るために、密度を限界まで高めた結果があの終盤だったと捉えるのが自然だ。
それでも打ち切りと疑われた理由は、アル・サーメンの残存勢力の行く末や、一部キャラクターの個別エピソードが消化不良のまま完結を迎えた点にある。伏線回収のスピード感が急激に上がったことで、打ち切り特有の「駆け足感」と重なって見えたのだ。
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