瀬戸内の島風が育む極上和菓子。行列の途絶えない「はっさく屋」が魅せる熱狂と職人の執念【2026年現地ルポ】
今や「Shimanami Kaido」の名は世界のサイクリストの間で知らぬ者はいない。2026年現在、インバウンドの復活とともにその人気はさらに加熱しており、ルート上の「補給食」としての評価が決定的なものとなった。激しいペダリングで消費された糖分と水分、そしてクエン酸を同時に補給できるはっさく大福は、サイクリストにとってまさに理想的なエネルギー源なのだ。
「ここで大福を食べるために尾道から走ってきた」と語るフランス人サイクリストの男性は、テラスで2個目の大福を平らげながら満足そうに笑う。地元の風景、潮の香り、そして運動後の身体に染み渡る極上の甘み。単なる食体験を超えて、しまなみ海道をめぐる旅のストーリーそのものに組み込まれていることが、この店を唯一無二の存在に昇華させている。
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