なぜ時速500キロで浮く?リニアの仕組みと2026年開業動向の真実
「超電導」や「電磁誘導」という専門用語が難しく感じる場合でも、小学校の理科で習う「磁石のN極とS極」さえイメージできれば本質は極めてシンプルです。
磁石同士を近づけたとき、N極とS極はピタッと強くくっつき(引き合う引力)、N極とN極、あるいはS極とS極を近づけると強い力ではね返されます(退け合う反発力)。この「引き合う力」と「押し返す力」を、コンピューター制御によって目にも留まらぬ速さで連続して作り出しているのがリニアモーターカーです。
通常、扇風機や電車のモーターは筒状の丸い形をしており、電気を流して中央の軸を回転させています。リニアモーターは、この丸いモーターをハサミで切り開いて、一直線に道路(ガイドウェイ)へペタッと敷き詰めたものだと考えると直感的に理解できます。回転運動をそのまま「直線の進む力」に変えたからこそ、英語で直線・線状を意味する「リニア(Linear)」という名前がついています。
前の壁にある磁石が手招きして引っ張り、後ろの壁にある磁石が背中を強くドンッと押す。この連携が1秒間に何十回、何百回と繰り返されることで、車輪のない車両が猛スピードのまま空中を駆け抜けていきます。
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