抱っこ紐の卒業時期、実は勘違い?小児科医が明かす正しい辞め時

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では、専門的な知見から見た「正しい卒業時期」とは一体いつなのか。都内の小児科専門医は、日本小児科学会の症例検討などを引き合いに出しながら次のように警告する。「1歳半から2歳にかけては、足裏全体のアーチ形成や体幹のバランス感覚が急速に発達する重要な時期です。この時期に長時間の抱っこ紐使用を継続すると、自発的な歩行機会が奪われ、正しい姿勢保持や歩行機能の発達に影響を及ぼす可能性があります」

さらに、長年現場で母子と向き合ってきた助産師も、親側の身体的トラブルと子どもの自立心の遅れを「意外な落とし穴」として挙げる。「股関節脱臼のリスクは乳幼児期前半がピークですが、歩行期に入ってからの長時間の抱っこは、子どもの股関節に不自然な荷重をかけ続けることになります。また、乳幼児発達学の観点からも、抱っこ紐の中という守られた空間に依存しすぎることで、自分の足で地球を踏みしめて探索する意欲を削いでしまう恐れがあるのです」

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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