【折り紙の歴史】貴族の儀礼から宇宙工学へ!世界を魅了する進化の全貌

【折り紙の歴史】貴族の儀礼から宇宙工学へ!世界を魅了する進化の全貌の特集記事をご紹介します。役立つ情報が詰まっています。

21世紀以降、折り紙はアートの領域を飛び越え、「オリガミ・エンジニアリング(折り紙工学)」という最先端学術分野へと驚くべき進化を遂げています。その先駆けとなったのが、東京大学名誉教授の三浦公亮氏が1970年に考案した「ミウラ折り」です。

ミウラ折りは、対角線上の2点を引っ張るだけで一瞬にして全体が均等に開き、押し込むだけで元のコンパクトな状態に折りたためる二方向伸縮構造を持っています。この特性は宇宙工学への応用において極めて画期的でした。1995年に打ち上げられた日本の宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU)の太陽電池パドル展開実験に採用されたのを皮切りに、大型宇宙構造物や人工衛星のアンテナ展開機構など、過酷な宇宙空間での信頼性を支える技術として広く活用されています。

2026年現在の応用範囲は宇宙にとどまりません。血管内で小さく運んで患部で広げる医療用ステント、衝撃吸収性に優れた軽量自動車フレーム、折りたたんで持ち運べる次世代ロボット構造など、工学・医療・建築のあらゆる領域で折り紙の幾何学アルゴリズムがイノベーションの鍵を握っています。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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