初代ウルトラマン古谷敏の現在!スーツ降板の真相と83歳の情熱

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古谷敏のキャリアは、東宝の第15期ニューフェイスとしてスタートしました。同期や先輩俳優たちと切磋琢磨するなか、彼の運命を大きく変えたのが、当時としては際立っていた181cmの長身と8頭身のスリムな体型でした。

円谷プロダクションの第1作『ウルトラQ』において、その特異なプロポーションを買われた古谷は、海底原人ラゴンや、今なおカルト的な人気を誇る誘拐怪人ケムール人のスーツアクターに抜擢されます。夜の街を独特のフォームで疾走するケムール人の不気味なリアリティは、古谷の身体能力があってこそ成立した名演でした。

そして迎えた『ウルトラマン』の制作。美術総監督の成田亨が求めた「銀色の宇宙人」の理想像は、筋肉隆々の巨漢ではなく、ギリシャ彫刻のように均整の取れた美しいシルエットでした。成田の目にとまった古谷は、初代ウルトラマンのスーツアクターとして白羽の矢が立てられたのです。

現在でも特撮界で語り継がれる「わずかに前傾姿勢をとる独特のファイティングポーズ」は、古谷が敬愛していた俳優ジェームズ・ディーンの気だるくも隙のない立ち振る舞いや、ボクシングの構えから着想を得て自ら生み出したものでした。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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