アレッポの石鹸は本当に危険か?肌荒れと偽物被害の真実を暴く

アレッポの石鹸は本当に危険か?肌荒れと偽物被害の真実を暴くの真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

現在流通しているアレッポ石鹸の原点は、内戦の混乱を乗り越えながらも職人たちが技術を継承してきたシリア・アレッポにある。名匠アデル・ファンサをはじめとする熟練の職人たちが大釜で数日間かけて原料を炊き上げ、枠に流し込んでから1年以上の歳月をかけて乾燥・熟成させる「釜焚きオリーブ石鹸」は、まさに人類最古の工業製品の一つと言っても過言ではない。

しかし、この伝統製法そのものが、現代人のデリケートな皮膚バリアにとっては諸刃の剣となる。昔ながらの自然派スキンケアの代表格である本品は、弱アルカリ性の性質を強く残している。健康な肌表面のpH値は弱酸性(pH4.5〜6.0程度)に保たれているが、釜焚き石鹸で洗顔を行うと一時的に肌がアルカリ側へと大きく傾く。健常な肌であれば自浄作用(中和能)によって短時間で弱酸性へと復帰するものの、乾燥肌やアトピー素因を持つバリア機能が低下した肌の場合、このアルカリシフトが強いツッパリ感や赤み、皮脂の過剰脱脂を引き起こしてしまうのだ。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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