ココイチ本社はなぜ一宮に?東京移転しない理由と創業の原点を追う
株式会社壱番屋の公式なココイチ本社 住所は、「愛知県一宮市三条字新田181番地1」。周囲には住宅や畑が広がり、名鉄名古屋本線や名古屋高速から少し離れた落ち着いたロケーションに自社ビルを構えています。
多くの飲食チェーンが規模拡大に伴って本社機能を丸の内や新宿といった東京の一等接地へ移転させる中、ココイチ本社がなぜ一宮にあるのかという疑問に対する答えは、創業の歩みと揺るぎないコスト感覚にあります。
1982年に会社を設立した際、宗次徳二氏はオフィスに巨額の資金を投じることを徹底して嫌いました。愛知県一宮市は、名神高速道路の一宮インターチェンジや東海北陸自動車道などへのアクセスに優れ、東海地方だけでなく全国の店舗網に向けた食材物流の中継地点として抜群の実利を備えていました。さらに、東京の一等地に比べて地代やオフィス維持費は桁違いに安価です。
「本社は見栄を張る場所ではなく、全国の現場で働くフランチャイズオーナーや店舗スタッフをサポートするための後方支援基地に過ぎない」——この考え方が徹底されているからこそ、東京移転という選択肢は最初から排除されてきました。余分な固定費を極限まで削り、浮いた資金をお客様へのサービス還元や食材の品質向上、店舗スタッフの環境整備に充てるという堅実さこそが、激しい外食業界でココイチが勝ち残り続ける原動力です。
なお、ココイチ本社へのアクセス・行き方としては、名鉄尾西線の「開明駅」または「奥町駅」から徒歩で約20分〜25分。公共交通機関を利用する場合は、JR東海道本線・名鉄の「一宮駅」西口から名鉄バス(起尋常小学校行き等)に乗り「三条東」停留所で下車、そこから徒歩約5分というルートが実用的です。遠方から訪れる車輪ビジネスの要衝らしく、名神高速の一宮ICや東海北陸道の一宮西ICからの車移動が非常にスムーズな構造になっています。