昭和レトロと発酵グルメの融合が生む熱気——2026年、なぜ世界中から「松本の食堂」を目指して人が集まるのか
松本のソウルフードと言えば、ニンニク醤油に漬け込んだ鶏肉を片栗粉で揚げた豪快な「山賊焼き」だ。しかし、いま食堂のテーブルを彩っているのはそれだけにとどまらない。
地元の味噌蔵や酒蔵とコラボレーションした発酵小鉢や、信州の澄んだ水で育った旬の野沢菜、採れたての野菜をふんだんに使った定食が、健康意識の高い若者や海外からの旅行者の心をつかんでいる。「定食という完成された小宇宙の中に、信州の風土が凝縮されている」と、都内から訪れた30代の女性客は声を弾ませる。豪快な肉料理と繊細な野菜料理が共存する卓上は、まさに豊かな信州の恵みそのものだ。
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