魚へんに雪と書く「鱈」の読み方は?漢字の意外な由来と旬の魅力を解説
漢字の多くは古代中国から伝来したものですが、「鱈」は日本で作られた「国字(和製漢字)」のひとつです。魚へんに雪を組み合わせた理由には、日本の風土と魚の生態に根ざした2つの有力な説が存在します。
ひとつは、「初雪が降る季節に東北や北陸の沿岸へ群れを成してやってくる魚だから」という時期に由来する説です。本格的な降雪期にまとまって水揚げされる様子から、当時の人々が雪の季節を告げる魚としてこの文字を当てました。
もうひとつは、「雪のように真っ白で美しい身を持つ魚だから」という外見的特徴に由来する説です。火を通すとふっくらと純白にほぐれる鱈の肉質は、まさに冬の雪景色を連想させます。
さらに「タラ」という名前自体の語源については、体表に褐色の斑点模様があることから「斑(まだら)」が転じて「たら」になったとする説が有力です。また、鱈は大食漢として知られ、お腹いっぱいに食べることを指す「たらふく(鱈腹)」という言葉の語源にもなっています。
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