織田信長最大の危機「元亀」とは?信長包囲網と3年で幕を閉じた真相

織田信長最大の危機「元亀」とは?信長包囲網と3年で幕を閉じた真相とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

戦国時代における元亀年間を決定づけたのが、歴史用語として名高い「元亀の争乱」です。この争乱の中核にあったのが、第15代将軍・足利義昭と織田信長との政治的対立でした。

信長の上洛支援によって将軍位に就いた義昭でしたが、次第に信長が発令した「五箇条の条書」などによって将軍権力を制約されるようになり、両者の関係は修復不可能なレベルまで悪化します。そこで義昭は各地の有力大名に御内書(将軍の密書)を送り、織田信長を討滅するための巨大な軍事ネットワークを構築しました。これが世に言う「信長包囲網(第一次・第二次)」です。

包囲網に加わった勢力は、畿内周辺から東国・西国にまで及ぶ極めて強大なものでした。

  • 近江・越前:浅井長政、朝倉義景
  • 甲斐・信濃:武田信玄(西上作戦を開始)
  • 宗教勢力:本願寺顕如(石山本願寺・一向一揆)、比叡山延暦寺
  • 畿内・四国:三好三人衆、松永久秀

東西南北すべての国境を敵に囲まれた信長は、軍勢を休める間もなく各地へ転戦することを強いられ、まさに生涯最大の危機に直面しました。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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